1人アドベントカレンダー18日目「アジャイルサムライ読書会 新宿道場#1」
アジャイルサムライ読書会 新宿道場#1 2011/12/18 日曜日 14:00 to 17:00
https://connpass.com/event/125/
株式会社タイムインターメディア様の会議室をお貸し頂きました。
諸注意 〜 アイスブレイク 〜 第1章
2つのテーブルで2グループに分かれて座っていたのですが、Python関連の勉強会で顔見知りな方が多かったです。
知らない人同士2人組を組んで10分近く自己紹介〜おしゃべりをたっぷりしました。アイスブレイクでここまで長時間しゃべったのは初めてです(笑)
アイスブレイク終了後は各自、知りたい事を付箋紙に書き出しチーム的にどういう形で進めるか相談しながら勧めていきます。
付箋紙をまとめた所で私のいたグループは大きく分けて2つ
ここで、そもそもアジャイルとは、それぞれにとってどのような物なのかを発表しないか、という提案がメンバから出ます。
みなさんの意見をお聞きして思ったのが、人によってアジャイルのイメージが違う!という事。
私がイメージしているのは「人と人とがコミュニケーションを重視した考え方」でしたが、これはあくまでも根本の考え方の1つにしかすぎずアジャイルの最終目標ではありませんでした。
最後にこの提案をしたメンバの発表がみんなを納得させる1つの答えとなり、それは、
「アジャイルとはお客様に価値を届ける事」
ここまでで一区切り。
ワークショップの形式は「ワールドカフェ」。
ワールドカフェはグループを作り、リーダーを決めてディスカッションを進め、話したい人はトークンオブジェクトと呼ぶ目印(コースターでもなんでもいい)を持つルール。
1ラウンドが終わったら、リーダーだけテーブルに残り他の人は別のテーブルに移るという方式です。
今回は2グループしか作らなかった為、変形バージョンとしてリーダーは立てずにメンバが半々入れ替えに。
ここでも色々な意見が出ます。
- アジャイルなら計画を立てなくていい、いくら仕様変更をしてもいい、というわけじゃないでしょ?
- アジャイルは何度でも小さな計画を立て直す事ができる
- buzzwordじゃないよ!」 #世界のマスターセンセー
- フィードバックも道を見ながらハンドリングをする必要があるよね?
- Webで有名なブランコの話
- ゴールさえしっかりしていれば、なんとかなるんじゃないか
- 色々な事象がフィードバックされるから進める事ができる
- アジャイルとは共有する事だよね
- ゴールを共有してフィードバックする事で柔軟性が出てくるのではないか?
2ラウンド目が終わり、おやつタイムへ。
おやつタイム
主催者の方の心づくしで凄く豪勢な感じでした。スイートポテトがとてもおいしかったです!
時間が20分で少々長めでしたが、この時間にも色々お話しました。
- 「アジャイルを業務で実践している方〜?」誰もいなかったり〜
- 「一生ウォータールでやりたくないから学びに来ているんですよね?」
第2章
テーマ決めて、じっくりディスカッションしました。
- 自己組織的なチームってどんなチーム?
- 積極的に考える事ができるメンバでないと難しい
- 考えを持っていても発言しやすくないとダメ
- 自己組織化って何?上から指示してもメンバが動かない。チーム内で話合っていって動くようになった
- 自分が良いと思った事は率先してやる。問題があったら後で謝ればいい
- 自分が言ったことに責任を持つ
- アジャイルはそこに顧客が入ってくるので謝ればいいという事にならない。コミットメントが必要。
- チーム内と対顧客で少し違う
- 失敗があった時に失敗した人だけを非難するのは間違っている。チーム全体の責任であるはず。そのためにはコミュニケーションが必要
- 達成感があれば目標に進んでいける
- リーダに守られる安心感があるといい
ここでメンバ交代。
- 自己組織的なチームを作るコツは?
- リーダーが指示するだけではなく、自分で動く事
- リーダーに守られる安心感
- ゴールを共有する
- 全員がリーダーになろう http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20110927
- ゴールの共有という意味合いで、顧客とチームで対立していく
- 顧客の夢が広がっていくのをどう止めるのか
- 担当レイヤーが違う。メール配信ツールを作っていたのにFacebookみたいなのができていた、というのはおかしい
- それはプロダクトオーナーと調整する事で解決。顧客もチームに巻き込む
- みんなの意見を、よしこれにする!と決めるのがプロダクトオーナー
- アジャイルのゴールは一体どこにあるんですか?
- ゴールは始まりの時点では方向性だと思う。それが最終的に点に収束するのでは?
- そうではないと思う。その機能を作ったら何が起こるのか?個々の機能を作るのではなく、顧客は最終的にどうなりたいのか?を実現する事ではないのか?
だんだんアジャイルサムライ中盤以降の内容になってきた為、自己組織的なチームについての話へ戻ります。
-
- みんなで補い合っていこう、というと相対的に能力が低い人をフォローする為に能力が高い人の負荷があがってしまう
- 結局、日々の仕事に追われて、教育しながらという事ができない。日々できる人が損をする
- 自己組織化というのは助け合いではない
- うまくいかないのはマネージメントが足りていないから。周りのフォローアップができていない。
- まさにマネージメントができていない。マネージャーがいない。
- 誰が何をやる、タスクの割り当てというのは誰かがやるの?
- マネージャーはいないとダメ。どこの現場でもマネージメントは絶対必要
- その人がどれだけできるか、積極性があるか。どうやって成長していくのか
- アジャイル関係なく、そもそもチームを作るのであれば、おかしい事をおかしいと言えるような環境が必要。
- プロジェクトが抱えている目的に向かって進んでいくというのもあるけど、細かいイテレータで回していう考え方が必要
- ネガティブな事を言うのではなく、改善していく行動をする、それを繰り返していく事によって幸せになれると思う
- イテレーションの区切りで振り返る時に、ネガティブな意見ではなく改善する行動を起こしていく
- 顧客をいかに巻き込んでいくか。信頼をどうやって高めるか。信頼貯金をためていく
- アジャイルを導入する時に、不安のある顧客に正直ベースで話していく
- お隣さんを巻き込む。例えばgeekの顧客に技術的なデモをしていく
懇親会
半分くらいの方が参加されました。本編3時間に対して、懇親会は4〜5時間やってたような気がします(笑)
トピックスとしては「TDDのお話」「英語しゃべれるようにする為には?」
私が、おお!と思ったのは社内で「++」という方法を採用している方がいらっしゃった事。
バグを見つけたりした場合、バグを出した人に「-(マイナス)」を付けるのではなく「+(プラス)」を付けるんだそうで。
こういう事を考え、また採用されるような会社は素晴らしいですね。